ドタバタ出産・息子編~いざ出産!part1~
こんにちは、まえさんです。
妊娠中毒症などの危機を乗り越え
いよいよ出産を間近に控えた妊婦が出産をどのように迎えたのか。
そこにあるのはドラマティックな展開?
100人の出産は100通りあるその現場は?
私の場合はどうなったのかご覧ください。
臨月を迎えた私の不可思議な行動とそのわけ
私が臨月を迎える頃は、冬に近づいたころ。
寒いからなのか、運動がてら買い物などに歩いて行っていたからなのか
よくお腹が張っていました。
”これはどうにかしないと”…と私が行っていたこと。
それは猫のポーズでした。
猫のポーズがお気に入りだった
それでよく行っていたことは、
猫のポーズ。
背中を山型にするやり方が定番なんですが、
私は猫が伸びをするような格好が
背中全体が伸ばされるような感じで好きでした。
やり方は、
・四つん這いの状態から、口から息を吐きながら(5~10秒程度)
ゆっくりとお尻を後ろにグーッと引いておでこを床につけ、背中が反って伸びるようにする。
・息を吸いながら、ゆっくりと四つん這いの形に体を戻す。
・これを3~5回ほど繰り返す。※無理は禁物!
そうすると、下腹部にかかる赤ちゃんの重さが他に移るので
私は下腹部の張りだけでなく、腰の鈍痛も和らいでいました。
また、呼吸法も取り入れていたので、血流もよくなり体がじんわり温まる感じがたまらない!
なので、買い物に行っては、帰宅後リビングで猫のポーズ。。。。。
部屋から出てきた親がいつもビックリしていました。
「猫のポーズ」のような安産体操は、場合によってはお腹が張ったり、気分が悪くなる方もいるかもしれません。
そんなときは無理をされずに少し横になるなど、体を休めてあげた方が良いですね。
陣痛が来ない
臨月をなんとか乗り切った私。
予定日になっても、陣痛が来ない!
予定日から一週間後の検診で、
「まだ赤ちゃんが下がってきていないみたいですね~。
(陣痛)促進剤打って早く出してあげないと、
胎盤の機能が低下して、赤ちゃんによくないですよ。」
と言われてしまいました。
”陣痛促進剤?” ”胎盤機能の低下?”
もう私の頭の中はパニック!
”赤ちゃんは大丈夫なの~???”
陣痛促進剤ってなんなの~?
私はすぐに担当医に「陣痛促進剤ってどんなものなんですか?」と質問。
”陣痛を人工的に起こすもの。赤ちゃんが出てくるように、お薬で子宮収縮を促すんだよ”
と丁寧に教えてもらいました。
私の場合は点滴でしたが、内服薬もあるということを後で知りましたね。
早速、その日の午後に入院して点滴を打つことに。
◎点滴の場合◎
点滴の場合は少ない量から投与し、経過に合わせて量を調節することができます。
効き目は個人差が非常に大きいのが特徴で、
ほんの数滴で陣痛が来る方や、
30分~1時間で陣痛が来る方、
量を増やしても陣痛が来ない方も。
私の場合は、”ほんの数滴で陣痛が来る”けど、
”本格的な陣痛が来ない”という、混合パターン。
5分ごとに微弱陣痛でキューっとお腹が痛くなるけど、子宮口がなかなか開かない!
後で詳しく書きますが、本当に苦しかったのを覚えています。
◎内服薬の場合◎
ちなみに、内服薬の場合は点滴に比べると作用は弱め。
子宮頸管を柔らかくする働きがあります。
なので、内服薬だけで子宮収縮が強くなりすぎるようなことはほぼなく、
内服したその日には産まれないことが多いようですね。
いつまで続くの!?微弱陣痛!
入院初日。
陣痛を促すために、バルーンを入れて様子を見ることから始まりました。
バルーン
バルーンとは、出産を促すために使用されるもので、子宮口を開かせる時に用います。
名前からも推測しやすいと思いますが、風船みたいな形しています。
私みたいに、陣痛が弱かったり、起こらなかったりするときや
逆子を分娩する時などに使われる時に使用されます。
◎使用方法◎
・まず、しぼんだ状態のバルーンを子宮口に入れる。
・次にバルーンの中に滅菌水を入れ少しずつ膨らませていく。
・子宮口が十分に開いたら自然と外れ、出産の流れに。
私の場合、陣痛を促すためにバルーンを使用したのですが…
残念ながらそれだけでは陣痛が起きず。。。
やはり、陣痛促進剤を使用することになりました。
陣痛促進剤を点滴で
バルーンだけでは陣痛が起きなかった私は、その後点滴へ。
点滴を打ち始め、すぐに微弱陣痛が始まりました。
5分間隔の微弱陣痛が続くので、
水を飲むのも、食事をするのも苦痛で仕方がなく、
ほとんど何も口にできない状態。
その状態が丸二日続き、食事もとれていなかったために体力も限界に。
そんな中でも、トイレには行きたくなるので、
点滴を指したままトイレへ行くのですが…
そこでも容赦なく痛みが来るので
尿意の方でも用を足すのに時間がかかってしまっていました。
なかなか子宮口が開かない!
バルーンも使用し、点滴も打った。
しかし、二日目になっても子宮口が2cmしか開いておらず
子宮口にあるバルーンをグリグリと刺激までされても進行せず…
一睡もできないままに入院から二日が過ぎていきました。
意識ももうろうとし、それでも陣痛の痛みに襲われて
とうとう私は、
”もう良い!もう(出産は)明日にしよう!”
など弱音を吐き始め、とうとうパニックを起こし過呼吸状態に!
担当医は、バルーンを抜いて鎮静剤を打つように指示を出し、
私は鎮静剤のせいで気を失ってしまいました。
破水をされて
気がついたのは、陣痛の痛みからでした。
痛みに襲われて再び気がつくと、
看護師さんが声をかけてくれ、子宮口の開き具合を確認。
やっと5cm開いたと言われた私は
”まだ5cm?この倍苦しみが続くの?”
と絶望的な気持ちが襲っていました。
すると、
「このままだと赤ちゃんも苦しいままなので、人工的に破水させますね」
と看護師さんが!
「パンッ」
はじけた音とともに、羊水が流れ出るのがわかると…
”痛ったー!!”
激しい陣痛が5分と間隔を開けずに遅って来るではないですか!
もうなんか出てきそうな感覚と激しい痛み。
それでも看護師さんは、
「まだ破水したばかりで、子宮口は開ききっていません。
全開するまで待ってください。」
としか言ってはくれず。
これから分娩台に乗るまでは、苦しいことしか記憶には残っていないのですが
”もう無理です!待てません!”
と何度も私は叫んでいたそうです。(母に聞きました。)
part2に続きます。
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